本を読む人だけが手にするもの
- 作者: 藤原和博
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2015/09/29
- メディア: 単行本
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かなり長い間、技術専門書以外の本を読んでいなかった。
成熟社会では本を読まない人は生き残れない。
読書によって身につく人生で大切な2つの力は、集中力とバランス感覚。
人生の幸福の実現のために、どういうテーマを持ち、どういうベクトルに向かって進んでいくか。
本を読まないまま決断することは無理だと思う。
年間100冊を3年続けると300冊になる。300冊を超えたあたりからだったと思うが、自分のなかから言葉があふれ出すようになった。世の中のさまざまな事象に接して、自分も何か語りたくなるのだ。 そこから、自分の意見を書いてみるという、つたない作業が始まる。最初は2~3行のメモにしか過ぎなかったものが、やがては1000字程度の雑文を書くようになった。いまであれば、ブログを書くような感じだ。
ブログを書く上にも三年。本を読んだだけでなく、何かをアウトプットすることが必要。
下町ロケットを単行本で読んで、ブログを書くことと、下町ロケットを Netflix で一気に見て review を書くことの違いは何だろう。
現時点では、エンターテイメントとしてではなく、アクティブ・ラーニングとしての品質のよい映像メディアは圧倒的に量が少ないが、もし本を読まなくても成熟社会で人生の幸福を実現できれば、それは新しいビジネスになるのか。