ピーターの法則

ピーターの法則　創造的無能のすすめ

The Peter Principle: Why Things Always Go Wrong

終点到達症候群（Final Placement Syndrome）

階層（Hierarchy）社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能（Incompetence）レベルに到達する。

予防薬（Peter’s Prophylactics） 痛み止め（Peter’s Palliatives） 気休め薬（Peter’s Placebos） 処方薬（Peter’s Prescriptions）

とあるが、結局この本によるところの処方は、無能に到達することを防ぐこと。これは不治の病？

You will agree that man cannot achieve his greatest fulfillment through seeking quantity for quantity’s sake: he will achieve it through improving the quality of life, in other words, through avoiding life-incompetence.

この考え方を Life-Incompetence にまで拡大する際、人生はひと山だという先入観を捨てれば無理がないのかもしれない。つまり、ひと山を登りきって有能（Competence）でいるか、ふた山を８合目まで登って、その稀少性を掛け算するか。こう考えれば薬は必要ないと思う。

問題はふたつめの山をどうやって見つけるか、どうやって同時に登るか、同時でなくてもいいのか、どうやって山から山へ移るのかということ。